親戚が集まって宴会や、ご主人の実家への里帰りや彼の実家にお呼ばれするけど、年末年始は食事のマナーが気になった方も多いのではないでしょうか?
その代表格が、箸の扱い方。「持ち方以外にマナーなんてあるの?」という声をよく耳にします。たとえば使った後の箸は元どおりに箸袋に戻す人もいれば、結んだ箸袋を箸の先に挿すという人もいて一体何が正しいのかモヤモヤするなんてことはないでしょうか?
そんな、知ってそうで知らなかった“ちょっとニッチな箸のづかいのポイント”を今回はホスピテリィコンサルタントの筆者がご紹介します。
「すてき!」と周囲からの評価も上がること間違いなしですし、仕事上の会食なども含めて、食事のマナーに自信がつけば、気持ちが落ち着き会話や料理の味ももっと楽しめるようになります。
■割り箸の割り方に注意
まさか口で咥えて割るという人はいないと思いますが、両手で左右に割るという光景はけっこう見かけます。じつはこれはマナー違反。
勢い余って肘が隣の人や器にぶつかったり、割り箸があらぬ形に裂けてしまったりということがあるからなんです。
箸は垂直ではなく水平に構え、両手で上下に力を入れ、ウエストあたりの位置で割るのが正解。
お正月によく用いられる先端が細い祝い箸は、真ん中に巻紙が巻いてあることがあります。この紙は破らずに先端の方向に巻紙をずらして外します。
■置くときは両手で丁寧に
食事の間で箸を置くときは箸置きを使いますが、ない場合には一番背の低いお皿の上に箸を置き、箸袋で簡単な箸置きを作りそこ
に置きます。ここで大事なのが、箸を持つとき、置くときは必ず両手で扱うということです。
箸置きや箸袋もない、茶席の膳のような食事の場合には折敷の縁に口に入る箸の先を置けば問題なしです。
お皿の上に箸を渡すように置くのは NGと覚えておいてください。
■使い終わった箸先は隠す
食べ終わった後の箸はどうしていますか? 使った箸先は見苦しいので隠すというのが和食マナーの基本。
箸袋がある場合には半分くらいまで箸袋を折ってそこに戻します。全て戻さないのは未使用の箸と区別するためです。
以上、今回は親類からも一目置かれる箸使いのポイント3つについてご紹介しましたがいかがでしょうか?
箸の使い方を見ればその人の“育ち”がわかると言われるくらい、昔から日本人は箸の使い方にこだわってきた民族です。昔の人は箸先から1.5cmだけを使ったそう。できる限り箸先を汚さないことを美学としてきたことを思えば自然と箸の扱いも丁寧にゆっくりになりますよね。
“スマホを片手に食事”の習慣をちょっと見直して、手元や食べている食材に注意を払い美しく食べることを身につければ一生の宝物間違いなしです。ぜひトライしてみてくださいね。
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