仕事関係のやりとりも“LINEやインスタントメッセージ”で、という人も増えており、広く使われているLINE。
記憶に新しいタレント・ベッキーさんの件でも、LINEにおける表現の難しさやLINEをめぐってのプライバシーのあり方に関しても話題になったばかりです。
友達や家族、彼氏などの親しい間の誤解であれば「ごめん!」で済みますが、これが仕事関係だと一気に評判ガタ落ちということもあるかもしれません。今回の一件で、「LINEって怖いなあ」と思ったという人もいたのではないでしょうか。
気軽にかつ単刀直入に用件を伝えられて便利だからこそ、とくにオフィスシーンでは気をつけたほうがいい点があるのも事実なんです。
そこで今回は、ビジネスマナー講師の筆者より、LINEのメッセージで“評判がガタ落ちしちゃうNG例”を3つご紹介します。後悔は先に立たず、あとで気まずい思いをしないように、要チェックです。
■1:表現がネガティブ
まず、言葉の選び方に気をつけましょう。「行けません」「できません」などマイナスなイメージのある言葉はたとえ事実であってもそのまま使うとストレートすぎて、相手の気分を概してしまいます。対面でのやりとりと同じです。
「申し訳ないのですが、伺うことができません」、「恐縮ですが、今回はご要望に沿うことができません」など、お詫びのフレーズを入れソフトな言い回しに言い換えます。
■2:スタンプでお詫び
「ごめんなさい」や、遅刻して「急いで向かっています」や、困って泣き顔など、愛嬌があってユニークなスタンプが多く、たとえお詫びシーン”でも、相手は笑いがこみ上げ許したくなるのがLINEの魅力ですが、オフィスでのお詫びシーンではマナー違反です。
どんなに気持ちが通い合った相手でも仕事関係者に対してのお詫びは、まずは電話を入れる、そのあと直接顔を合わせて改めて口頭で、というのが基本と覚えておきましょう。
■3:スクリーンショットで会話をリーク
物事の進捗を報告するためだとしても第三者との会話をスクリーンショットで送るのは避けたほうが無難です。
相手が誤解するような表現が含まれているかもしれませんし、個人情報の流出やプライバシーの侵害に及ぶ可能性もありとてもリスクが高いのです。
ちょっと面倒でも、自分の言葉で言い換えるなどして、自分自身の発信した内容に責任を持てるようにしておくのがオフィスシーンのLINE活用の基本です。
以上、LINEのメッセージで“評判がガタ落ちしちゃうNG例”を3つご紹介しましたがいかがでしょうか?
オフィスシーンでのコミュニケーションは、“相手の立場になって、こまめに、はしょらず、面倒がらず”が基本であると覚えておくと失敗がありません。
LINEでのやりとりが可能な相手かをまずしっかり見極めた上で、迅速なやりとりが可能であるLINEの強みを利用したいものですね。